人材紹介業とは

人材紹介業とは、人材を求める企業に仕事を求める求職者を紹介し、成立すれば紹介手数料を取るビジネスのことです。この際、求人側の企業に対して手数料が請求され、求職者へは請求されません。求職者から手数料を取ることは職業安定法で禁じられています。また、企業に請求される手数料の額は、紹介した人材の一年目の年収の30%前後が相場と言われています。
1947年に職業安定法が制定され、この法律に基づいた人材紹介業が起こりましたが、当初は、美術家、医師、弁護士など、限られた専門職しか認められていませんでした。その後、徐々に認められる業種が増えていきましたが、調理士、美容師、モデル、バーテンダーなど、専門職に限られてきました。
しかし、1964年に経営管理者の紹介が認められ、ホワイトカラーの人材紹介が可能になりました。そして、1999年に規制緩和によって原則自由化され、事務職や販売業の人材も紹介できるようになり、市場が拡大しました。

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